なんと同国の建築事務所が考案したのは、
「地上0階」「地下65階」の
「The Earthscraper(アーススクレイパー)」
オフィスやショッピングモールを備えた複合商業施設です。
注目の理由はもちろん「地下65階」!
しかしそれだけではありません。
もうひとつのポイントはその「形状」。
というのもこの建物、地上部分では240メートル四方の穴を地下300メートルまで掘り進め、最終的に“65階建て”相当の“逆ピラミッド型”建造物が地下に向かって伸びる構造になっているようなのです。
すごい斬新な発想ですね。
どうやらその理由はメキシコが抱える深刻な土地問題にあるようです。
歴史的建造物が数多く残るメキシコシティには、景観保護や建物を守る条例が存在します。
「新築建造物は8階建てまで」と定められているのも、そのひとつ。
さらに、爆発的な人口増加に伴う土地不足も顕著です。
どうやら建物を建てたくても建てることが難しいようです。
そこで「地上に制限があるなら地下に掘ればよいのでは?」との発送に至りました。
言われてみれば納得できなくもなさそうですが、やはり懸念の声もあがっています。
メキシコは日本と同様に地震大国。
有事の際に地中の建造物に及ぶ影響、ビルの耐性など、安全面への不安が取り沙汰されています。
それでも「The Earthscraper」が実現すれば、メキシコの新たなシンボルとなるのではないでしょうか。この先の展開が楽しみです。
名古屋支店 新谷真澄
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